化学物質過敏症

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原因

原因

衣料用洗剤やシャンプー、建物の建材などに含まれる化学物質に対して体が過敏に反応する病気を化学物質過敏症と呼びます。

厳密にはアレルギー反応ではありませんが、特定の物質が原因で発症し、症状の個人差が大きいなど似通った特徴があります。

原因となるもの

衣料用洗剤、シャンプー、整髪料、アルコール消毒剤、芳香剤、建材、塗料、殺虫剤、芳香剤など

上記のほかにもさまざまな原因が考えられます。

症状

頭痛、吐き気、めまい、鼻水、耳鳴り、喉の痛み、せきなどのほか、発汗異常や手足の冷えなどの自律神経系症状、不眠・不安やうつ状態などの精神症状など、極めて多彩な症状が見られます。また皮膚炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こすこともあります。

「アレルギーの症状が出るが、特に異常が見つからない」という場合、もしかしたら化学物質が原因かもしれません。

治療・予防方法

原因や症状が多岐にわたるので、症状の改善や予防のためには詳細な問診が必要となります。生活環境や転居歴、学校・職場の環境、化学薬品の使用状況などを調べ、発症原因を探ります。

発症原因となるものを避ける

発症原因となる化学物質を極力避けた生活を送ることが症状の緩和・予防に効果的です。原因となる化学物質を含んだ製品の使用を避け、物質が蔓延する場には近づかないようにしましょう。

生活環境の改善

現状、化学物質過敏症の特効薬はありません。物理的な刺激やストレスによって発症しやすくなるとも言われているので、心身ともに負担の少ない生活を送り健康を保つことで発症のリスクを減らします。

また室内のこまめな換気や清掃によって生活環境を改善することも、症状の緩和・予防につながります。

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