食べ物のお悩み

食事のあと、以下のような症状が出ることはありませんか？

• 体がかゆくなる
• じんましんや発疹がでる
• せきがでる
• 喉がかゆくなる
• 鼻づまりする
• 呼吸がつらくなる

食べ物の種類

卵、牛乳、小麦、豆・穀物・種実類（ゴマ、米、ソバ、大豆、ピーナッツ）、果物・野菜（トマト、バナナ、キウイ、リンゴ、モモ）、肉類（鶏、豚、牛）、魚類（マグロ、サケ、サバ）、甲殻類（エビ、カニ）

など
※赤字は食品に表示義務のある特定原材料

考えられる疾患（食物アレルギーかもしれません）

特定の食べ物を食べたり、それに触れたりすることによってアレルギー反応が引き起こされる疾患を「食物アレルギー」といいます。食事の後に上記のような症状が出る場合は、食物アレルギーの可能性があります。

症状の強さはさまざまで、軽症であれば皮膚症状も部分的で呼吸器・消化器症状も弱めですが、重症になると全身に症状があらわれ生命の危険も伴います。

アナフィラキシー

全身のさまざまな場所に急激にアレルギー症状が起こり、生命に危険が及ぶような状態のことを「アナフィラキシー」といいます。呼吸困難、血圧低下、意識障害を伴うような重症時は、一刻も早く医療機関で治療する必要があります。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

特定の食べ物を食べたあとに運動をするとアナフィラキシーが起こることがあります。食べただけでは症状は出ず、食後30分から数時間以内に運動をすると症状があらわれるのが特徴です。

呼吸困難、めまい、吐き気･嘔吐などの症状が出て重症化することも多い病気です。症状が出たら直ちに医療機関を受診しましょう。救急車を呼んで構いません。

口腔アレルギー症候群

特定の食べ物（果物・生野菜）を食べると、口の周りが赤くなったり、口の中が腫れたりする症状です。口周りだけでなく、のどに痛みや違和感が出ることもあります。花粉症やラテックスアレルギーのある方が発症する場合もあるので、該当する方は要注意です。