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- ドクターズインタビュー
呼吸器専門医としての視点で
アレルギーの悩みに向き合う
interview 01医師を目指された理由は?
私の家は祖父の代からクリニックをしています。私自身はもともと獣医になりたかったのですが、医師として働く祖父と父の背中を見て考えが変わったのです。
研修医当初は循環器内科を志望していましたが、研修医時代に呼吸器内科の先生と出会ったのをきっかけに呼吸器内科医になりました。
お世話になった先生方には「自分の専門分野以外の分野も学んだ方がいい」と散々説かれていたので、呼吸器内科医となった後もさまざまな分野について学びましたね。アレルギーもそのひとつです。クリニックでは患者さんのいろいろなニーズに応える必要があるので、今思えばありがたい助言だったと思います。
interview 02アレルギー治療について、先生のお考えを教えてください。
アレルギー治療は症状を抑えるためにお薬を使うのが基本です。アレルギーのお薬は種類が多く、患者さんによって合う・合わないがどうしても出てきます。
お薬も年々進化していて、副作用が抑えられたものもあります。同じ効果のものならより眠くなりにくいお薬をお出しするなどして、患者さんのご負担を可能な限り減らせる治療を心掛けています。
interview 03診察の際、どのようなことに気を付けていますか?
アレルギー反応は環境が原因で症状が出ることが多いので、患者さんが普段どのような環境で過ごしているか、丁寧にお聞きしたうえで治療を進めるようにしています。
たとえばダニやハウスダストのアレルギーがある方でしたら、寝具の定期的な洗濯やお部屋のこまめな掃除機掛けで症状の軽減が見込めます。
当院では診察の前にスタッフによる軽いカウンセリングを行い、患者さんのお悩みをしっかりとお聞きするようにしています。忙しいときなど、どうしても手が回らないこともあるのですが……。
interview 04患者様へのメッセージをお願いします
私自身は呼吸器が専門ですが、アレルギーをはじめ幅広い分野に対応できるようにしています。地域の皆様の“かかりつけ医”として頼っていただけるよう日々努力しておりますので、お体に不調を感じた際はいつでもお越しください。
当院のアレルギー検査はすぐに結果がわかりますし、注射器も使いません。「とりあえずやってみようかな」くらいの気軽な気持ちでご相談いただければと思います。